僕は現在、ぶどう農家として2年目になります。
大学時代から研修期間を含めると、
ぶどうには7年ほど関わってきました。
今年の栽培を振り返ってみると、
うまくいったこともあれば、
「もっとこうすれば良かったな」と感じる反省点も多くありました。
独立をして2年目で、
作業の流れが少しずつ分かってきたからこそ、
「これくらいなら大丈夫だろう」という
油断や判断の迷いが出やすい一年だったと感じています。
この記事では
今年のぶどう栽培を振り返りながら、
来年につなげるための反省点と課題を整理していきます。
同じようにぶどうを育てている方や、
これから栽培を始める方の参考になれば嬉しいです。
収穫後の枝管理が甘かった
今年一番大きな反省点は、
収穫後の枝管理の甘さです。
収穫が終わるとどうしても一息ついてしまいがちですが、
ぶどうは 収穫後の管理が翌年に直結する作物 だと、改めて実感しました。
具体的には、
- 不要な枝の整理が遅れた
- 混み合ったままの部分を放置してしまった
- 日当たりや風通しを意識した管理が足りなかった
といった点です。
来年のために枝に養分を残すために、
収穫後の葉が残っている間に肥料をまきます。
しかし、肥料をまいたあとの
枝管理が甘かったことで、充実具合が悪い枝が目立っていました。
この時期の管理が
翌年の芽出しなどに影響します。
「収穫が終わった=一区切り」ではなく、
「ここから来年の準備が始まっている」
という意識を、来年はもっと強く持ちたいと思います。

房を猪や鹿に食べられてしまった
今年は、猪や鹿による食害 も大きな反省点でした。
昨年から獣害はありましたが、
今年は冬の間に果樹棚の周りに防風ネットを張り、
下の部分を紐でアンカーに固定したことで、
動物が入らないようにしていました。
しかし、一部の房を
収穫直前〜収穫期にかけて食べられてしまい、
「ここまで育てたのに…」という悔しさが強く残っています。

対策が不十分だった点としては、
- 被害が出始めた段階で本格的な対策を取れなかった
- 「たぶん大丈夫だろう」という油断があった
- 侵入経路の確認が甘かった
などがあります。
ぶどうは糖度が高く、
獣にとっても非常に魅力的な作物なので、
被害が出てから動くのでは遅いと痛感しました。
来年に向けての対策として、
ワイヤーメッシュの柵で棚全体を囲うことを、
冬の間にやっていきます。
若木が雑草に負けかけていた
もうひとつの反省が、
若木の管理、特に雑草対策が後手に回ったこと です。
成木の管理に意識が向くあまり、
若木の足元の管理が甘くなってしまい、
一部では雑草に負けかけている状態も見られました。
若木は、
- 根張りが弱い
- 水や養分の競争に弱い
- 雑草の影響を受けやすい
という特徴があります。
分かってはいたものの、
作業が立て込むとどうしても後回しになり、
結果的に木に余計な負担をかけてしまいました。
来年は、
- 若木エリアを優先管理する
- 草丈が低いうちに対応する
- 草刈り・防草の計画を事前に立てる
など、「若木を守る意識」をもっと前に出した管理 をしていきたいです。
反省から見えたこと|ぶどうは「油断したところ」に結果が出る
今年の反省を振り返ってみると、
どれも共通しているのは 「少しの油断」「後回し」 でした。
ぶどうの収入だけでは生活がまだまだできず、
アルバイトをしていますが、
忙しさを言い訳に、油断や後回しをしてしまいまいた。
ぶどう栽培は木を大事にしなかった
1年の失敗がその後の数年や、何十年と続くので、
気を引き締めてこれからもやっていきます。


